ミネロンの効果
1.発生汚泥の減少・余剰汚泥の制御。
曝気槽流入負荷量に応じ、自然浄化促進剤ミネロンシリーズを連続滴下することにより、既存の曝気槽における微生物処理が助長され、自己硝化率が高まり、余剰汚泥の引き抜きも極度に減少します。それによる経済効果も大きなものとなります。
2.有効好気性菌類及び微生物の発生促進。
一時的な流入負荷の高まりや、装置等の何らかのトラブルで曝気槽内で有効菌類及び微生物の発生が悪いとき、自然浄化促進剤ミネロンシリーズを一括投入・連続滴下することにより、有効好気性菌類及び微生物の発生条件を整え、その発生を促進させる効果があります。それにより処理水質トラブルの安定的な解決が図られます。
3.曝気槽汚泥の活性化が図られ、処理水質が向上致します。
薬剤が液状のため処理槽内への馴化が早く、槽内滞留不活性汚泥を活性化し有効容積を拡幅すると同時に、微生物相の細胞活性が図られ、水質の向上に効果があります。
4.エアー効率を高め、過曝気による汚泥解体を防ぎます。
ミネロンシリーズに含まれる有機酸が散気による溶存酸素効率を改善し、好気性下限運転が可能となり、汚泥を解体すること無く沈降性を高める事ができます。
5.曝気槽における流入負荷中の高濃度油脂や糖質等の
溶解性分子を円滑に低分子化します。
ミネロンシリーズに含まれる有機酸による水溶性物質等の脱水素作用により、曝気槽に流入する負荷物質中の高濃度油脂や糖質等の溶解性分子を円滑に低分子化、処理の改善を促進します。
6.脱窒素処理・りん除去処理などの高度処理にも
生物活性作用で効率化が図れます。
細菌群の異化同化作用が円滑化し生物活性代謝が改善するという効果で、有機物分解という通常の活性汚泥処理レベルだけでなく、曝気槽内での汚泥のグラニュール化を促進し窒素分解を効率化、また自己硝化を促進させることで汚泥細菌細胞内でのりん蓄積も促進し、りん除去にも貢献します。もちろん高度処理系列でのミネロンシリーズ添加も効果的です。